部品供給が停止する前に
エレベーターの法定償却年数は17年、LCC(ライフサイクルコスト)評価指数の計画耐用年数は25年、基幹部品の耐用年数は約20年です。製造開始から長期間が経過した機種は、製造メーカーの方針で、部品供給の停止が発表されつつあります。部品供給が停止すると基幹部品が故障した場合、復旧までに長い時間と多くのコストがかかってしまいます。そうした状況を避けるために、20~25年を目途にしたリニューアルがおすすめです。
リニューアルの種類
【制御改修工事】
エレベーターの制御盤と駆動装置(ロープ式であれば巻上機、油圧式であれば油圧ユニット)を中心に、基幹部品を交換します。かご本体、側板、三方枠、敷居、ドア回り、レール、錘、緩衝装置は既存のものを活用します。
【準撤去新設工事】
出入り口、レールなど一部の部品は既存のものを活用し、かごほか一式を撤去して新設する工事です。
【全撤去新設工事】
出入り口を含め全部品を撤去し、新設する工事です。
i-tec24のリニューアルのご提案では、建物ごとに最適なご提案を心がけております。その中でも、メーカーからの提案とは差別化され、オーナー様の選択肢となるのが「制御改修工事」です。
ロープ式または油圧式のエレべーター、どちらにおいても、保守管理のリスクを取り除き、また20年~30年の運用を目指すことが可能です。制御改修工事でエレベータ―の機能を取り戻し、安全な運用をしていきましょう。
撤去新設工事(全・準)と比較した制御改修工事のイメージ
【ロープ式】
※乗用タイプ6~9人乗り 10階床程度
▽メーカー・制御改修工事
1,000万円前後 工期10日間停止
▽i-tec24・制御改修工事
500~700万円程度 5日間停止
【油圧式】
※乗用タイプ6人乗り 5階床程度
▽メーカー・準撤去新設工事(油圧式→ロープ式)
1,500万円程度 30日間停止
▽i-tec24・制御改修工事(油圧式→油圧式)
600~800万円程度 5日間停止
※概算、税別表記となります。
※オプションなしの基本プランでの費用、工期となります。
油圧式エレベーターの改修工事について
特に油圧エレべーターの制御改修工事(油圧式→油圧式)についてはお任せください。城西地区の低層マンションやビルを工事してきた経験が豊富で、油圧式の改修工事については知悉しております。
油圧の技術は工業技術として発展をしてきたものであり、さまざまなところで利用されています。その中でも住環境に合わせたエレベーター油圧の技術を、正確な測量と設計、製品選定をもとに、お届け可能です。
リニューアルの流れ
①現場確認
②お見積もりのご提示
③ご発注
④工期のご相談
⑤施工実施