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エレベーターの意匠工事について

■エレベーターと建物の関係

エレベーターは建築物の中で、建物付帯設備となります。その専門性から、マンションやビルの大規模修繕の中でも、そのメニューの中に入っていることは少ないのではないでしょうか。

見た目の劣化からリフレッシュしたいとなった場合には、エレベーターの扉も含めて機器の一部という扱いになるので、共用部を塗装したり化粧シートを貼り替える際には別で考えるのが基本です(表面的に施工してもドアの際まで施工を施せなかったり、粗い施工でエレベーターの不具合につながるケースは多くあります)。

■エレベーター側と建屋側の境界はどこ?

エレベーター側と建屋側の境界はどこ?という質問を多くいただきますが、その質問に対しては、エレベーターの三方枠(ドアパネルを囲う枠)までがエレベーター、その外側からは建屋、という回答が正解です。

大規模修繕でエレベーターの乗場の扉もシート貼りされているケースを保守管理上見かけることがありますが、エレベーターの構造を知っている職人さんのシート貼り・塗装とそれ以外の方のシート貼り・塗装のクオリティは見てすぐわかるほどの差があります。住民の方やご利用の方のことを考えるとエレベーターの作業による停止期間は避けたいところではありますが、クオリティが低い施工は綺麗さが損なわれることはもちろん、寿命が短く後々余計な費用がかかったり、次の修繕のタイミングで作業が難航したりする原因になるため、きちんとエレベーター停止期間を取って、専門の職人さんにお任せすることが大事です。

かご内は大規模修繕の際にも替えることは少ないので、タイミングとしてはエレベーターの制御部リニューアルと同時に停止期間を延ばして実施するか、汚れが気になってきたタイミングで単体施工することが多いです。

かご内は専ら化粧シートの貼り替えで、化粧シートの選定については、ほとんどのエレベーター会社はデザインコンサルティングを売りにはしていないので、無難なパターンをいくつか設けておき、シュミレーターで組み合わせる形がほとんどです。

しかしエントランスと同じく建物共用部の顔と言われるエレベーターですので、現地の雰囲気に合わせてこだわりの柄を選定したいところです。ご要望があればぜひご相談下さい。

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